外壁塗装の業者選びで気を付けたい注意点!

2022.05.26

熊本市で、外壁塗装を行っている一心塗装工業です。
こちらの記事を読んでいるということは、うちもそろそろ外壁塗装をしたほうがいいかな、と思っている方が大半かと思います。
分からないことが多いからこそ、不安に思うのも無理はありません。

外壁塗装の専門業者を選ぶ際には、注意すべき点がいくつかあります。
そもそも住んでいる家によその人間の手が加わることなので、慎重すぎるくらいがちょうどいいかもしれません。
注意したいところは多くの箇所で発生しますが、この記事ではとくに契約前の段階を重点的にご紹介したいと思います。
ぜひ、参考にしてください。


■業者選びの注意点

外壁塗装業者は数多くいますが、優良な業者を選ぶとなると、なかなか難しいと思います。
施主のなかには手抜き工事をされたり、高額請求されたりと散々な失敗に合う方も少なくはありません。
ではどのような業者を選べばいいのでしょうか。
チェックシートをつくってみましたので、もし目星をつけている業者がいたら、どれくらいあてはまるかチェックしてください。6個以上なら、ひとまず見積りを取ってみましょう。
すべて当てはまらないから、と見送ってしまうことはありません。
外壁塗装はまだまだアナログな部分が大きく、自社のサイトを持っていなかったりする業者もいます。
誠実に対応する業者を選びましょう。

  • □ 訪問営業ではなかった
  • □ 塗装技能士・塗装工事業許可などの資格や許可を所持している
  • □ 保険・保証の記載がある
  • □ サイト内に顔写真やプロフィールの記載がある
  • □ 施工事例が写真といっしょに紹介されている
  • □ 口コミがある
  • □ 自社施工である
  • □ 工事費の割引サービスが過剰でない
  • □ 地元の業者である
  • □ 地域で2年以上の実績がある

・訪問営業に注意
訪問営業の場合、良い業者がいる可能性もありますが、その数は少ないと言えます。
実際に、全国に支店を持つ大手の会社でさえも訪問営業を行っていて、悪質性が発覚してからは消費者庁より訪問営業などの一部業務停止を命じられています。
名前が知られているからといって、安心はできないのです。
訪問販売業者【新生ホームサービス株式会社及び株式会社新生ビジネスパートナーズ】に対する行政処分について>>

リフォーム業界では外壁塗装は手を抜きやすい工事と言われています。施工不良が素人目にはほとんど分からないからです。そのため発覚するのが数年後と遅く、難癖をつけて再施工や賠償などを避けます。
なお、ほとんどのサイディングの耐用年数は30~40年と長いですが、メンテナンスは10年ごととされており、そのころには劣化が目立ち始めます。外壁の劣化は付け焼刃の知識さえあれば、素人目でもすぐに分かってしまうので、劣化した状態を放置していると彼らにとって好材料になってしまうことに。
まだ外壁塗装の必要のない家でも、不安をあおって契約を迫ることもあるでしょう。このような営業マンは職人だからこその知識や経験はないので、出まかせであることが多いです。

・無料という言葉に注意
外壁塗装はさまざまな作業に対して細かく費用がかかります。
そのため、総額100万円以上かかることもざらでしょう。
そこで、「足場代は無料にしますよ」などと申し出してくる業者がいます。「今契約すればお得ですよ」や「今だけのキャンペーンですよ」と言い、割引をちらつかせます。
これは施工不良になってしまう可能性が高いサインです。
足場代は住宅の外周の面積を元に算出するため、家ごとに価格が変動する部分もありますが、それでも一般的に20万円はかかる高額な作業です。技術も必要なので足場を組む専門業者もいます。それをタダにするということは、明らかに不自然でしょう。
マイナスを補うために工事に必要な工程をスキップしたり、不十分な材料で施工をしたりなど、適切ではない工事が行われてしまうかもしれません。


■見積り時の注意点

見積りに関しては、業者を見極める分水嶺ともいえます。

・相見積りする
2~3社ほど複数の業者に見積りを出しましょう。
外壁塗装の相場感は非常に掴みにくい部分があります。
いろいろなサイトで工事費を調べると「60~100万円」など、開きの大きい金額が出てくると思います。これは施工する家の大きさや形状、使用する塗料に違いがあるためで、自宅を塗装した場合にその金額に当てはまるかどうかは、見積りを出してみない限りわかりません。
ただし、1社のみの見積りだと判断材料がないため、万一だまされたとしても気づきにくいです。
そのような悲劇を防ぐために、相見積りをオススメします。

・見積書に詳しい内容が書いてある
誰かをだまそうとしている人は、基本的に相手をなめています。
見積書を見ても依頼主は何も分からないだろう、というつもりで作業内容をおおざっぱに書いたり、濁した言葉を使用したりすることが多くみられるようです。
以下の内容・担当者の対応が入っているかチェックしてみましょう。

  • □ 内容が不明な言葉がない
  • □ 使用する塗料の名前とメーカー名が併記されている
  • □ 足場代・養生代の記載がある
  • □ 塗装回数が3回になっている(下塗り、中塗り、上塗りがあればOK )
  • □ 一式・諸費用などが全工事費の3~15%
  • □ 値引きなどで不自然なほど安くなっていない
  • □ 分からない部分を丁寧に説明してくれた

■保証・保険の注意点

業者選びに保証・保険が入っているかどうかの項目があったかと思いますが、この文言があるからといって安心するのは尚早です。

「ここまでは保証するけど、それ以外はしません」と保証範囲が決まっていて、施工不良が見つかっても対象外だった、というケースもあります。
たとえば、塗膜の剥がれはほとんどの場合、塗り直しに応じてくれることがありますが、それ以外の色むらなどは応じてもらえるかどうかが業者次第です。
そのため、保証・保険の詳しい内容が書かれた書面・保証書を受け取り、それがどの範囲まで保証されるのか、確認を取りましょう。クーリングオフや民事訴訟に発展しても証拠になるので、しっかり保管してください。


■近隣トラブルを避けるために

周りに住む方が、必ずしも工事を快くとらえるとは限りません。
外壁塗装は天候によって進行度が変わるため、工事のない日を入れれば1か月はかかる工事です。その間、何かしらの迷惑がかかることは心に留めたほうがいいでしょう。
塗料の臭いで気分が悪くなってしまったり、工事の音が煩わしかったり、塗料が家に飛んできてしまったりすることも考えられます。
着工前に業者の担当者といっしょに挨拶まわりをするかと思いますが、その際に粗品を持参したり、工事中に迷惑がかかるだろう事項について説明するように努めましょう。


■施工中の注意点

施工中に「あれ?」と違和感を覚えることも少なくありません。
その時は施工業者に理由を問いただしましょう。

・高圧洗浄が短時間で終了した
高圧洗浄とは、外壁についた汚れ、カビ・コケなどを高い圧力で吹き出す水で洗い流す作業です。
この作業では必ず2回の洗浄が1日かけて行われ(洗浄・すすぎ)、その後1~2日ほど乾燥させる時間を設けます。屋根を含めると、完了までに3日ほどはかかるでしょう。
この高圧洗浄が短時間で終了し、すぐに塗装をしていると施工不良になる可能性が高いです。
乾燥ができていないと、塗料が壁にくっつきにくく、数年で浮いたり剥がれやすくなったりしてしまいます。そうなると、価格やグレードの高い塗料でも無駄になってしまうので、作業員の動きに違和感があれば、直ちに止めるよう言いましょう。
なお、高圧洗浄は雨でも行える作業です。

・下地の処理が不十分
外壁塗装は、塗装に移る前に多くの処理を要します。
外壁にひびがあれば補修が必要ですし、金属部分はケレンという古い塗膜やサビを落とす作業があります。
これらの処理が不十分だと、外壁が長くもちません。ひびは適切な補修をしないとどんどん広がりますし、新しい塗膜の下に不純物が残っていると、数か月後・数年後の剥がれの原因になるでしょう。
1~2日ほどかかることが多いので、それを目安にしてみましょう。

・雨でも塗装を行っている
塗装を行える条件の一つとして「雨が降っていない」ことが上げられます。
普通の業者からすれば、塗料が雨で流れたり、施工不良のリスクにさらされるからです。
そのため、6~7月の梅雨の時期は全体的に避けられていることから、業界では閑散期にあたります。
雨でも続行しているなら、短期間で工事を終わらせようとしている可能性がありますので、怪しいでしょう。


■まとめ

外壁塗装における注意点は多くありますが、今回は施工不良を避けるための業者の選び方から契約前、近隣トラブルの回避、施工中の違和感などについて紹介いたしました。

一心塗装工業は地域に密着した自社施工店です。お客様のご要望が反映できるようヒアリングを重ねて、ぴったりのご提案をいたします。
お見積り・ご相談はいつでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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